イギリスの脚本アーカイブ


千住にて行われた、日本脚本アーカイブズがイギリスの脚本アーカイブの教授を招いて行った講演を拝聴しました。ドミニク・シェラード教授http://www.shef.ac.uk/english/staff/profiles/dominicshellard.html。主に戦後のイギリス演劇のアーカイブ化についてでした。写真は地方巡回演劇の方の描いた当時の回想スケッチ。
興味深かった点を箇条書き。

  1. 関係者が存命なうちに、戦後演劇黄金時代の聞き取り調査を行う。
    • 聞き取りは若い世代の大学生が担当。知らないので時代背景等全てを聞き出せる。
    • 文書化して英国図書館に収蔵。
  2. イギリスでは1968年まで王室(の担当官)による演劇脚本検閲があった。
  3. 検閲廃止後も脚本は英国図書館に収蔵する義務がある。
  4. アーカイブ事業には政府の補助金が充分に出ている。


大升にて一杯。