チェーホフ

 図書館から文学全集のチェーホフを借りて読んでおりました。

 でも、期限が来てしまったので返却しました。
 100年前に書かれていますが現代社会の人間が語られていて、しかもとても面白いのです。私は「たいくつな話」「シベリアの旅」「決闘」まで読んだのですが、それだけで分量的には文庫本1冊分あります。でも読み始めると一気でした。「シベリアの旅」のみ小説ではなくて紀行文です。今後は買って読むことにしましす。去年はチェーホフ没後100年で少し話題になりました。筒井康隆も評価していましたね。
 チェーホフや筒井の話は、舞台が古いものでも「現在」を感じるのに対して、私の好きな村上春樹は読んでいて「過去」を感じます。チェーホフが劇作家であって、筒井は俳優ですね。村上が純粋な小説家ということでしょうか。